アメリカに短期間渡航するにあたって、日本・アメリカで準備したことのまとめ。
あんまりまとまってないけど、同じ立場の人たちの役に立てば幸いです。帰国まで更新します。(2010年5月〜2011年3月)
コメントがあればご自由に in じょうてんなページ
おカネ 200万円分のドルを現地で使うために。
△三井住友の国際キャッシュカードを作る・・・引き出し手数料は 100円+為替 5%で高い。
△citi bank にアカウントを作成・・・引き出し手数料 210円+3%でこれも高い。
●ユニオンバンク(カリフォルニアアカウント)の口座作成・・・
引き出し手数料 0円、為替は実質 1%程度で安い。三菱東京UFJ 銀行の口座があれば日本で作れるので便利。
なお、checking のカードは、debit 機能が付いている。
- まず、三菱東京UFJ 銀行に口座開設。即日できるが、キャッシュカードは 11日後に郵送。
- 必要ないが、ネットバンキングができるダイレクトの申し込み。カードの郵送に 11日。
- カリフォルニアアカウント(savings account のみ)の申し込み。
書類は窓口で受け取り、記入して郵送。パスポートや運転免許証のコピーも添付。
投函後、11日でユニオンバンクから直接開設通知とキャッシュカードが届く。- キャッシュカードのパスワードが投函から 15日後に届く。
- UFJ のテレビ窓口にて、200万円を UFJ の口座からカリフォルニアアカウントへ送金。
為替レートは +1円/1ドルと 3,000円(UFJ の口座から)、
被仕向手数料が 13ドル(送金後のカリフォルニアアカウントから)のみ。
当日のレートが 92.50円で、全ての手数料を入れても 93.74円相当。窓口でドルに替えるよりも安い。
即日送金。6日後にユニオンバンクから振込確認が郵送されてきた。- 完了。
- 現地の銀行で checking account を作りたいと行ったら即日作ってくれた。SSN などの書類は不要。
パスポートと savings account のカードのみ。- 4日後、カードを銀行に受け取りに行く。
さらに、Union Bank に 10,000ドル以上の預金があれば、他の銀行でも手数料なしで月 2回まで
いつでも現金を下ろすことができる signature banking というランクにすることが可能(手数料免除)。
チェックの発行料も無料。
US visa 学振なので、アメリカから所得を得るわけではない。J-1 visaを得る。
そのために今回は、Stanford 大学の visiting scholar の身分をもらう。
- Stanford 大学に DS-2019 を作成してもらう。その際に、
が必要。これらを fax で送付。一部、スキャンして PDF にしてメールで送信。
- パスポートのコピー
- CV(すぐ書ける)
- 給与所得証明書(学振に申請:まず、所属機関長の印取得に 7日、学振に送付後 7日の計 14日かかった)
9日後、FedEX で DS-2019 が届く。
web で大使館のページに行き、面接日の予約。
- DS-2019 の情報を基に DS-160 を作成。面接日を決定。
デジカメで撮った写真や、過去の渡航歴の情報が必要。
5日後の午前 9時半からを予約。DS-160 確認ページを印刷。- visa 申請料の支払い手続き。web で。銀行の Pay-easy というシステムを使用。
131ドル=13,000円。翌日、銀行の ATM で支払う。- 続いて、J-1 visa のための SEVIS の手続き。web のクレジット払いで 180ドル。
SEVIS 費用支払い確認書を印刷。DS-160 以降、5時間程度使った。
続いて、アメリカ大使館での visa 申請。地下鉄千代田線国会議事堂前駅から歩いてアメリカ大使館へ。
注:DS-2019 は visa と共に入国時に必要。
- 外で 30分並ぶ。その後、荷物チェック。
- 申請書を提出。内容は、
最後の 2つは必要かどうかわからなかったが、念のため付けた。1時間ほど待つ。
- パスポート
- DS-160 確認ページ
- カラー写真
- 申請料金支払い領収書
- レターパック500
- 面接予約確認書
- DS-2019
- SEVIS 費用支払い確認書
- 給与所得証明書
- D論取得証明書(京都大学からもらっておいたもの)
- invitation letter(Stanford 大学からもらったもの)
- 両手の指紋採取。1分程度で終わる。その後、10分ほど待つ。
- 面接。1分で終わる。
- 3日後、visa 付きパスポートが郵送されてきた。上記の面接予約確認書以下のものは一緒に返却された。
- 終了。
Stanford 大学 ID カード 秘書さんに ID カードが欲しい旨を伝えると、学内の Forsythe Hall に行くよう指示される。
そこで以下のものを提出すると、10分ほどで作成してくれる。写真はその場所で撮られる。
- invitation letter
- パスポート
- 20ドル
電話番号、ホテルではない住所が要求されるが、まだないと言えば通る。
決まり次第、メールで連絡。
アパート スタンフォード周辺(Peninsula と呼ばれる地域)のアパートを探す場合の例。
- craigslist > sf bayarea > apts / housing > peninsula を選ぶと、 売りに出されている物件が最新順に表示される。
- 価格
- 部屋の形式(Studio:ワンルーム、1br:リビング+ベッドルーム、2br:リビング+2つのベッドルーム、等)
- アパートの概観や部屋の内装
- 家賃に含まれているもの、いないもの
(電気・ガス・水道・インターネット・ゴミ処理費。電子レンジ・ベッドなどの家具諸々。
ただし、冷蔵庫は各部屋に設置されている。
洗濯機を持っている個人はいない。コインランドリー式のものがアパートに付属してる場合が多い。
ない場合は近くのコインランドリーを使用。そして、いずれの場合も必ず乾燥機を使う。)- 確認したい物件があれば、メールで見学の予約をする。当日の指定も可能な場合もある。
なお、連絡手段は家主による。- メールで契約希望の旨を伝える。
- 直接会って契約書にサイン。同時にデポジット(現金)の支払い。
デポジットは清掃代を引いて退去時に返ってくる。
契約時に、電話番号や SSN を要求される場合もある。これも家主による。- 入居当日までに家賃支払(チェック)。
それと、電気ガスの契約が必要ならば、PG&E に開通依頼の電話をしておく(メール不可)。
うちはそれ以外は家賃に含まれているので不要。
家具 East Palo Alto の IKEA が安くてよい。品数も多い。
購入リスト。(小数点は切り上げ。これに消費税 9.25%が付く)他には、Stanford 大関係者による物品販売 で中古を安く買うことも可能。
- マットレス(99ドル)
- 掛け布団(35ドル)
- 枕(9ドル)
- 掛け布団・枕カバー(20ドル)
- 風呂用足拭き(3ドル)
- バスタオル(10ドル)
- タオルケット(10ドル)
- 電気スタンド(10ドル)+スタンド用シェード(13ドル)+電球(3ドル)
- ゴミ箱(2ドル)
- 皿(3ドル)
- 鍋(15ドル)
- 低いテーブル(60ドル)
主に、学生が帰国、引越しの際に不要になったものを売るページ。
掃除機を 20ドルで買った。
TARGET でもいろんなものがそこそこ安く買える。
San Jose の日本スーパー Mitsuwa では日本製炊飯器が買える。ただし高い(150ドル)。
食器やスポンジなどの小物は Mountain View のダイソー(日本のディスカウントストア)で購入。
ほとんどのものが 1.5ドルなので安くあがる。
Social Security Number ないと何かと困るのが Social Security Number。
Stanford 大の visiting scholar なら無条件で申請できる。無料。Stanford 大のページには、SSN に「NOT VALID FOR EMPLOYMENT」と表記されると書かれており、
- 入国後、できるだけ早くスタンフォード大の jarrivalconfirmation 宛にメールを出し、
入国証明(SEVIS record)を行う。- その後、大学内の Bechtel International Center の 2階に行き、DS-2019 に入国証明のサインをもらう。
- 2週間時間を置く。その間に、住所を決める。
- Social Security Administration Office に行き、SSN の申請をする。申請に必要な書類は、
- パスポート(I-94、US visa を含む)
- DS-2019
- SS-5(web から取れる)
- 9日後、SSN が登録した住所に届く。
そうなるように申請したが、実際は「VALID FOR WORK ONLY WITH DHS AUTHORIZATION」で届いた。
短期的な労働は許可されるみたい。
カリフォルニア運転免許 J-1 visiting scholar である限り、カリフォルニア州法上国際運転免許証は有効やが、実際は効力が弱い。
自動車保険が安くなる、ID カードとして使えるなどメリットは多いので取っておくのがよい。
まず、筆記試験。
続いて、実車試験(behind-the-wheel driving test)。
- SSN 取得後、Department of Motor Vehicle(DMV)へ。SSN なしでも受けられるが、あればその方がよい。
SSN 申請後に行くと、SSN を受け取ってから来いと門前払いされる。持参するものは、国際免許証は確認されなかった。
- 日本の免許証
- パスポート
- 31ドル
- 申請用紙(受付時にもらう)
- 書類確認、視力検査。サインと指紋採取、写真撮影。その後、筆記試験。時間制限なし。
- 合格すると「Temporary Driver License」をもらえる。
普通の仮免と違うのは、横に誰か乗せなくても運転してよいこと。
日本の免許があるとそうなる模様。期限は 2ヶ月。
受付から終了まで 2時間。
免許とは直接関係しないが、AAA(トリプルA:日本の JAF)に加入しておくとよい。web ですぐにできる。
- 予約は web でと書いてあるが、実際にやるとはじかれる。
電話して、自動音声認識システムに従って予約しても最後でダメと言われる。
電話を 10分以上待つモードに持っていくと、人間の担当者が現れて交渉可能になる。
奇跡的に翌日午前の予約が取れた。- 予約時刻の 10分前に来るように言われる。持参するものは、
レンタカーでも受験可能。その場合は、最後の 2つをレンタカー会社に発行してもらっておく。
- 試験に使う車
- 仮免許証
- 車両保険の証明書(Vehicle insurance)
- 傷害保険の証明書(Financial Responsibility)
Alamo Rent A Car は一応 letter をくれたが、契約書で十分やった。
受験料は不要。- 試験官が来て開始。15分ほど。日本の試験と同じ感じ。15個ミスをする、あるいは危険行為をすると不合格。
- 合格すると、また「Temporary Driver License」をくれる。
筆記後のものとの相違点は、有効期限が 3ヶ月であること。
ちなみに、試験後に日本の免許証の確認はされなかった。
なので、穴あけの危険や invalid in California のような記載もなし。
受付から終了まで 2時間半。筆記試験から実車試験終了まで 2日で済んだ。電話予約が良いのかもしれない。- 36日後、郵送されてきた。
費用は、長距離レッカーが必要になった場合に備えて、Plus にすると入会料込みで 107ドル。(1ドルの寄付込み)
AAA office に行けばアメリカの詳細な道路地図やガイドブックをもらえる。
本屋で地図を購入しなくてよいので安上がり。
車購入 web に購入のアドバイスはいろいろ載ってるが、全部実践するのは初心者にはなかなか難しい。
車の良し悪しは買ってみないとわからないので、当たり外れはあると思う。
以下、自分の場合。
- Sunnyvale のトヨタの中古車センターの web サイトを調べ、手頃な値段の車を探す。
2002年製 Toyota Camry が 6,500ドルとのことなので、店舗に足を運ぶ。- 乗らせてもらって、特に問題がなさそうだったのでその場で購入決定。
いろいろ手続きの書類にサインさせられる。一応理解してから署名したつもりやが、完壁な自信はない。- 購入は全額チェックでその場で払った。DMV 登録料、消費税等を含めて約 7,500 ドル。
- 乗って帰るためには保険に入る必要がある。日本人は別の場所で安く入れる保険もあるらしいが、
車がないと不便なのでトヨタの斡旋する保険にその場で入ることにする。
全くもって丁寧でない説明を受け、その結果何度も聞きなおし、
対人対物はそこそこ高いが車両保険は 1,000ドルまで自己負担というプランに入る。
1年 1,100ドル程度で、手数料か何かわからん料金が 250ドルかかっていた。合計 1,300ドル程度。
手続きはかなり楽やが高い。国内免許取り立てというのもあると思われる。- 個人同士の売買の場合、DMV に行って税金を払ったりする必要があるが、
ディーラーから買うとその手続きは全てディーラーがやってくれる。ただし、その分高い。
今思うと、値切るべきやった。でも全部実行するのはかなりの準備が必要。
よって、車に払った初期費用は約 9,000ドル。
保険 三井住友海上の海外旅行保険に加入した。これは比較的長期間の滞在にも適用されるのでよい。
アメリカでコワイのは、事故や病気で入院・手術せねばならない状況に陥ることなので、
疾病医療は高めに設定しておいた。一方で、死亡保険は低め。
治療・救援費用が 5,000万円。賠償 1億円。障害後遺障害 1億円。傷害疾病死亡 500万円。
8ヶ月の契約で 157,530万円。レンタカー保険などいらんと言ったのにそれがついている。約 4万円の損。
なお、2010年12月に虫垂炎で手術をした。CT スキャン、手術、1泊で 47,000ドル。全額保険から。
車販売 これもいろいろ方法があるが、JINA の「車売ります」欄に投稿。
すぐに反応があったので、車をお見せしてその場で契約成立。
だいぶん安めの 4,250ドルで売った。
Smog Check はガソリンスタンドですぐにやってもらえるので、その証明書は持っておく。
渡したものは、
- 車と鍵
- 登録証(車検証)
- ピンクスリップ
- Smog check の証明書
- 買った時にもらった書類一式(これは渡す必要はない)
使用したおカネ (帰国後:2011年6月27日 記)
最初、200万円分のおカネをドルに換えて送金した。(93.7円相当)
その後、アメリカに口座のある人から、87万円で 10,000ドルを買った。(87円相当)
滞在中、ドルは下がり続けたため、クレジットカードで払えるものは全てそうした。
(一部、両親を連れて旅行した代金は親に出してもらったので含まれていない)
支払い総額 :26,215.13ドル 現金/debit: 3,741.81ドル 車関連 :10,011.27ドル 家賃 : 9,850.00ドル クレジット: 2,612.05ドル 返金総額 : 5,248.03ドル 現金/debit: 95.08ドル(家具の売却、PG&Eからの返金) 車関連 : 4,630.95ドル(車の売却、保険解約) 家賃 : 522.00ドル(デポジットの返金) 使用した総額:20,967.10ドル 現金 : 3,646.73ドル 車関連 : 5,380.32ドル 家賃 : 9,328.00ドル クレジット: 2,612.05ドル
なお、約 15,000ドルの現金がアメリカの銀行に残っている。