半影月食(2002.5.26)

半影月食というのは、地球による半影の部分を月が通過するときに起こるもので、
普通の月食は「本影」の部分を通るものをいう。
と、言葉で言ってもよくわからんと思うので図を作ってみた。(参考:天文年鑑)





この図は今回の月食を模式化したものである。
半影月食は肉眼ではわかりにくいらしい。 影の中心に近いほうがやや暗いことがわかる程度であるようだ。
で、実際わからなかった。
しかし、写真にすれば違いがわかると書いてある(天文年鑑)ので、半影月食の写真をデジカメで撮ってみた。
露出時間などを適当に指定してみたところ、サチりを抑えることに成功。
光学 3 倍、デジタル 4 倍、露出時間 1/160 秒。


21:08  


右下がやや暗い気がするでしょ?満月のはずなのに。
拡大。(トリミング画像)


21:08  


まあ、一応 5 分後の写真も。


21:13  


拡大。


21:13  


天文年鑑の書き方からすると、半影に入る前(または、後)の満月と、
入った後の満月の明るさを比べればよかったみたい。
しかし、今日は夕立(?:オレは「雷を伴う突発的な集中雨」を夕立と呼んでいる。
もちろん、正確には明らかに違うが・・・)のため、明るい満月を撮ることはできなかった。
というか、そのときは思いつかなかった。

それにしても、デジカメで月の海が写すことができるとは思わなかった。
こりゃうれしい。

今年はあと 2 回、半影月食があるが、いずれも日本からは見えない。 残念。