グランドキャニオン (2010年6月25日〜27日)


 アリゾナのグランドキャニオンまで行ってきた。
 25日、11時間かけて車で移動。
 26日、12時間ハイキング。
 27日、12時間かけて車で帰宅。


さすがアメリカ。道路はあるが他に何もない。
地平線に向かって走る感じ。



砂漠の中を走行中。
途中、外気温は 44度まで上がる。



到着ちょっと前。
雷雲が前方に。



到着して最初に撮ったグランドキャニオン。
日が傾いてるのと、右の方で雨が降ってるのとで
写りがよくない。

下の方に緑の部分があるが、
そのさらに向こうの谷まで歩いて行くらしい。
ひゃー。



上の写真よりも左のほう。



左に突き出ている壁にはハイキング用の道が少し見える。
少しは傾斜があるんやろうけど、
絶壁を歩いてるように見える。



リスとグランドキャニオン。



 ここから 26日。


3:57

部分月食。偶然見れた。



4:26

半分くらい欠けてる。
その暗さでグランドキャニオンハイキング開始。



4:42

西のキャニオンに沈む月食。



4:48

ちょっとずつ明るくなってきた。



4:48

進行方向。
ハイキング用に道は作られている。



4:53

他の旅行者の写真を撮ってあげたら、
おまえも撮ってやるとか言って撮ってくれた。



4:58

45度くらいの斜面の道。
なので、落ちても即死はないな。



5:01

下の方を眺める。
目的地ははるかかなた。
というか、どこが目的地なのかさっぱりわからん。
横に走る割れ目がコロラド川のある場所なんやろう。



5:09

少し平べったい所に来た。
岩が多い所よりは歩きやすい。



5:18

変な植物。



5:37

下りてきた道。
辺りもだいぶん明るくなってきた。



5:38

日の出。



5:39

下り始めて 1時間、川がちらっと見えた。
でもまだ結構遠そう。



5:51

落ちたら死ぬ道。
つまずいてバランスを崩してから
さらにあと一歩踏み出せば落ちる。



5:54

これから歩く道。
かなりくねくねしてる。
そりゃ落ちたら死ぬような勾配の所を歩いてたんやしな。



6:14

対岸のグランドキャニオン。
言い忘れてたけど、南側からコロラド川に向かってる。
一般的に南側(サウスリム)が観光・宿泊用。
北側(ノースリム)はホテルとかが少ない上に、
ハイキングコースは倍以上の道のりがある。



6:16

地層がキレイ。



6:30

アロエ、とも違う。
ハワイ・マウイ島の銀剣草とも違う。



6:33

歩き始めて 2時間。2度目の川見え。
たいぶん近づいたが、まだあるな。



6:33

道と地層的な岩々。



6:35

またまた落ちたら死ぬコース。
絶壁に沿って歩いてますって感じがする。
最初ようこんな所に道を作ったな。



6:35

傾いた地層面を横切って作られた道。
歩いているのはオレを連れてきてくれた Dick。
慣れてるので先々歩いている。



6:40

頭上にキャニオンの風景が広がるようになってきた。



6:53

対岸も近くなってきた。
仮にあそこに行くとしたら・・・大変なんやろうなぁ。



6:53

対岸への橋も見えた。
が、はて、あそこまでどれくらいあるのか。



7:00

2枚上の写真の対岸をしばらく撮り続ける。
高さの違いで見え方が変わっておもしろいから。
これは 7分後。



7:08

15分後。



7:09

16分後。



7:11

リス。



7:13

20分後。
そして橋もすぐそこに。
日向はだいぶん暑くなってきた。



7:13

川沿いのキャニオン。
下の方は上に比べると滑らかなのよね。
あと、赤っぽい岩が増える。



7:15

ラバ(mule)の隊列がやってきた。
道を譲る。



7:15

小石が飛んできて痛い。

これには人は乗せてなかった。
食べ物か何かわからんけど、荷物だけ。



7:18

25分後。
結構降りた気がする。



7:18

やっと橋がほぼ真横に。



7:19

ラバの隊列を先に行かせるために待つハイク客。
Dick はオレを待ってくれている。



7:19

橋を渡るラバ隊。



7:22

橋。
ラバのために何か敷いてある。



7:22

橋から見たコロラド川。
鴨川かそれより少し大きい程度に見える。
これがグランドキャニオンを作ったとは思えない。



8:25

対岸にある支流の 1つを少したどる。
水があるだけで草木が増え、涼しく感じる。



8:26

グランドキャニオン最下部の岩々。



8:39

別の橋を渡って元の岸へ。
こちらはラバが歩かないので狭く、
特に何も敷いていない。



8:40

なので、カメラなどをうっかり落とすと川に落ちうる。



8:40

対岸。



8:42

橋の南側にあった案内板。
Kaibab Trail を下りてきて、
これから Bright Angel Trail を登る。
Phantom Ranch は寄り道した小川の先にある施設。



8:45

対岸と川。
最初に見えた中洲みたいなのはこれかな?



8:47

川沿い(高低差はあるが)の道。
粘土みたいな感触で歩きにくい。
靴も砂だらけになった。



9:06

最下部の岸壁。



9:32

さて、登り始めた。
あの遠くに見えてるのがゴールかな?
あそこまで登らないといかんとはなかなかしんどそう。
3時間で降りてきたから、4時間くらいで戻れるかな?
日が真上に来て暑くなりすぎる前には戻れるか。



9:45

これでも十分高いなぁ・・・と思いながら撮影。



9:45

今登ってきた道。



10:21

かなりひーひー言って登ってる。
地層がキレイやねんけどなぁ。



10:21

うわー、全然近づいた気がしない。
そして、スイッチバックの道も見える。
影がなくて暑そう。



10:37

実にキレイやねんけどなぁ。



10:40

壮観やねんけどなぁ・・・

暑くてかなりしんどい。
そろそろ中間地点の Indian Garden という休憩所が
あるはずで、早くそこに着きたい。



10:45

左の方に、とげとげぼんぼんの植物から
ひょろっとした変な植物が伸びてる。
あいつら一体の植物やったんか。



11:35

Indian Garden に生きて到着。
尻尾をいきり立たせたリスが走りまわって、
他のリスを追い払っている。
何か食べてると寄ってくる。
他のリスが人間に近づくとこいつが襲いかかる。
多分、ボスなんやろう。
人間からのエサを独り占めするため。
ちなみに、エサやりは禁止なので
オレもこいつらを追い払った。
(パン食ってたらリスに襲われかけた)



12:05

再出発。あと 4.5 マイルらしい。
登り始めて 3時間で真ん中ちょっと手前ってことは、
まだ 3時間以上かかるってことか。
4時間で行けるという推測は崩れ去る。

この一番向こうがゴールやと思うが、遠い。
そして太陽が真上に来てるので影もなく暑そう。
死なないように気をつける。(毎年死ぬ人がいるらしい)



12:41

15分おきくらいに数少ない日陰で休みながら登る。
少し向こうの緑の濃い所が Indian Garden 付近。



12:50

こっちの方がわかりやすい。
登りながら、この風景を撮影していく。



13:19

あの上がてっぺんやな、きっと。
まだめっちゃありそう。



13:19

(上から)3マイル地点休憩所。
なので、残り 3マイル。



13:30

誰も登らなさそうな岩の山。
あのてっぺんの不安定そうな岩は
いつからあの状態なんやろう。
何千年とあるんやろうか。



13:31

絶景。



13:43

絶景なんやけどなぁ・・・
登るのがしんどいからそれどころではない。
6分歩いて 4分休むのを繰り返す。
日が強すぎて、長時間当たると危険。
何せ、ここは砂漠。

右に歩いてきた道が見える。



14:04

それどころではない絶景。



14:05

それどころではない絶景2。
何枚か前の、同じ景色を撮ると言った写真。(2つ上も)



14:05

遠くの方。
上から、緑、白、赤・・・とこちら側と対岸の
地層が一致してるのがわかって
おもしろいはずなんやけどなぁ・・・



14:29

だいぶん上がってきたのはわかる。



14:30

歩いてきた道。
Indian Garden もかなり下に見える。



14:30

(上から)1.5マイル休憩所のトイレが見える。



14:30

実に絶景、のはず。
もはやどうでもよくなりつつある。



14:52

高低差を描いた図。
スタート地点は 6860フィート(2060 m)、
川は 2446フィート(730 m)。
高低差は 1,300 m。
今いる場所は 5,714フィート(1,710 m)。
あと 300 m も上がるのか。1.5 マイル(2.4 km)で?
蹴上から花山天文台が 2 km で 200 m なので、
あの坂よりも急ってことや。ホント?



14:53

とにかく上がるしかない。
実際ちゃんと上がってる。



15:08

いい景色? あっそ。



15:17

足が痛くて・・・



15:25

絶壁。
何でこんなにスッパリ縦に割れてるんやろう。



15:28

ほとんど一番上にいるように見えるが、
まだそうではない。



15:31

まだこんなにある。



16:05

すごくゆっくり進んでる。
5分歩いて 5分以上休む。



16:19

あと少しのはずやが、まだあるようにも見える。



16:25

あぁ、てっぺんっぽい。



16:29

ようやくてっぺん到達。
ちょうど 12時間かかった・・・これはハード。
Bright Angel って名前は騙されてるような気がする。
Dark Angel とか。



最後に、一番上から撮った写真。

ちなみに、「1日で川まで行って戻るのはやめましょう、
疲労や熱射病で死ぬ危険があります」
と日本語等で書いてあった。
確かに、テントとかを背負って
登り降りしてる人はそこそこいた。
それはそれで荷物が増えてしんどそう。