太陽ムービー集(2006.7.9)
可視光
X線
極紫外線1
極紫外線2
極紫外線3
Hα
グラニュール
グラニュールと Ca II
CME
オーロラ
CMEとオーロラ
コロナルレイン
ポストフレアループ1
ポストフレアループ2
フィラメント噴出1
フィラメント噴出2
フレア1
黒点1
黒点2
浮上磁場
コロナ磁場
リコネクションインフロー
注意:色は全て人工的につけられたものです。
人間が普通に太陽を見るとこう見えます。
黒いシミみたいなのは「黒点」と呼ばれているもの。
こう見ると全く変化しないように見える太陽も、
数日に渡って見てやると回転しているのがわかります。
太陽も地球と同じように自転しているんですよ。
movie
波長:可視連続光、温度:6,000K、高度:光球表面(0km)、観測機器:SOHO/MDI
太陽の大気「コロナ」の画像です。
上の図と打って変わって激しく変化する様子が見られます。
movie
波長:3〜50Å、温度:2,000,000K、高度:コロナ( > 10,000 km)、観測機器:ようこう/SXT
上と同じ「コロナ」の画像ですが、
上のものよりは少し温度が下がった部分を見ています。
movie
波長:195Å、温度:1,200,000K、高度:コロナ( > 10,000 km)、観測機器:SOHO/EIT
「コロナ」の極紫外線画像です。
上のよりもさらに低い温度を見ています。
movie
波長:171Å、温度:1,000,000K、高度:コロナ( >10,000 km)、観測機器:SOHO/EIT
これも「コロナ」の極紫外線画像ですが、上の2つよりもずっと温度の低い構造が見えます。
噴出現象(フィラメント噴出)をたくさん見ることができます。
movie
波長:304Å、温度:60,000K、高度:コロナ( >10,000 km)、観測機器:SOHO/EIT
可視光の中にあるHα線という赤い光だけで見た画像。
「彩層」と呼ばれる太陽大気の層を見ることができる。
黒い筋状のものが「フィラメント」(またはプロミネンスともいう)。
movie: 捜索中
波長:6563Å、温度:10,000K、高度:彩層(1,000〜10,000 km)、観測機器:飛騨/FMT
のっぺりしているように見える太陽表面を拡大すると
「グラニュール」(粒状斑)で覆われていることがわかります。
1つ1つの大きさが 1,000 km 程度あります。
movie
波長:4305Å、温度:6,000K、高度:光球(〜200 km)、観測機器:?
グラニュールと Ca II 線(彩層底部)の比較。
Ca II 線は温度最低層に相当する。
わずかな高さの違いでこんなに異なって見える。
movie
波長:4305Å&3993Å、温度:6,000K&4,000K、高度:光球〜彩層(200 km〜1,000 km)、観測機器:DOT
コロナ質量放出(CME)。
太陽本体を隠すことで人工日食を起こし、周りのものを見えるようにしている。
中心の白い丸が太陽。
太陽系に大量のプラズマを撒き散らす現象。
一発100億トンで毎日のように発生。
フィラメント噴出の結果として見えることが多い。
movie
波長:可視光、温度:?、高度:コロナ( >5太陽半径)、観測機器:SOHO/LASCO
オーロラは荷電粒子が地球大気に突っ込むことで発生する。
よって、荷電粒子の群れであるCMEが飛んでくるとオーロラが発生しやすい。
一方で、CMEは人工衛星の破壊や宇宙飛行士の被爆、変電所の破壊も引き起こすことがある。
movie
波長:可視光、温度:---、高度:地球、観測機器:---
CMEとオーロラのアニメーション。
movie
波長:---、温度:---、高度:---、観測機器:---
フレアによる加熱で彩層よりコロナ中に蒸発したプラズマが冷えて落ちてくる様子。
突然空中(コロナ中)から湧き出しているように見えるが、
その前はより熱いため、この観測波長では見えないだけ。
movie
波長:6563Å、温度:10,000K、高度:彩層(〜10,000 km)、観測機器:飛騨/DST
フレア後(ポストフレア)に見えるループ状の構造。
巻き上げられては落ちていくのが見える。
これは 1957年の映像らしい。
movie
波長:6563Å、温度:10,000K、高度:彩層( >10,000 km)、観測機器:?
もう少し最近のポストフレアループの映像。
movie
波長:6563Å、温度:10,000K、高度:彩層( >10,000 km)、観測機器:La Palma/?
観測史上最大と言われる「フィラメント噴出」。
下の黒い部分が太陽本体で、太陽の縁(リム)からはみ出したものを見ている。
ちなみに、この映像は 1945年のもの。
movie
波長:6563Å、温度:10,000K、高度:彩層〜コロナ( >10,000 km)、観測機器:?
極紫外線によるフィラメント噴出の観測。
最初にある黒いフィラメントが飛び、
その後同じ場所にフレアループが形成されているのが見られる。
movie
波長:195Å、温度:1,200,000K、高度:コロナ( > 10,000 km)、観測機器:SOHO/EIT
Hα線で観測した「フレア」。
最初あったフィラメントが飛んだ後に、2本の筋状の発光が見られる。
リボンが 2つということで「ツーリボンフレア」と呼ばれる。
フレアは上空部分で発生しており、そのエネルギーが下層の彩層に注入され、
加熱して明るく見えている。
横から見ると、ツーリボンを結ぶ形で(ポスト)フレアループが形成されているはずである。
movie
波長:6563Å、温度:10,000K〜、高度:彩層(1,000 km)、観測機器:飛騨/DST
典型的な黒点の拡大像。
解像度の低かった昔の観測では、太陽面上にある黒い「点」だったのだろうが、
実際は地球より大きい上に、点という単純な言葉では表せない複雑な構造を持っている。
黒点は、中心の黒い部分「暗部」とそれを取り巻くやや黒い領域「半暗部」から成る。
が、半暗部もよく見ると筋模様の集まりで、しかも内側の部分は暗部に向かって動き、
外側の方は外に向かって流れている(「エバーシェッドフロー」という)のがわかる。
movie
波長:4305Å、温度:6,000K、高度:光球(2,000 km)、観測機器:DOT
上のよりも解像度がよい望遠鏡による黒点の拡大像。
特に半暗部の動きに注目。
黒点側の半暗部の先には明るい点があるのがわかる。
これらの構造、運動に関しては現在のところよくわかっていない。
movie
波長:4305Å、温度:6,000K、高度:光球(2,000 km)、観測機器:SST
太陽内部から磁束管が浮き上がってくる現象。
黒点はこの浮上磁場の光球での断面を見ている。
movie
波長:171Å、温度:1,000,000K、高度:コロナ( >10,000 km)、観測機器:TRACE
太陽表面から生えているループ状に見えているものは、コロナの磁場。
高温のプラズマが磁場にくっついているので、本来見えない磁場が可視化されて見ることができる。
movie
波長:171Å、温度:1,000,000K、高度:コロナ( >10,000 km)、観測機器:TRACE
フレア発生のメカニズムの鍵を握る現象。
フレアは磁場のつなぎ替え(磁気リコネクション)によって起こるが、その直接的証拠の1つ。
右下が太陽の縁、光っているのはポストフレアループ、
その左上(上空)にリコネクションインフローが見える。
スペースが足りないので詳しい説明は割愛。
movie
波長:195Å、温度:1,200,000K、高度:コロナ( >10,000 km)、観測機器:SOHO/EIT
以後、持ってる movie を開放するまでちょっとずつ更新予定。
時間があれば。
持ってないのも集めたりし始めた。