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付録:地球物理課題演習について
京都大学地球物理課題演習では大きく分けて7つの分野で、
3回生を対象に演習が行われています。学生は各課題を1つないし2つとることになります。
それでは、各内容について簡単に述べることにしましょう。
- D1(測地学)
花折断層周辺の水準測量や、Lacoste重力計を用いた1週間の重力変化を調べ解析する。
- D2(地震学)
震源メカニズムをコンピューターを用いて解析したり、地震波線の伝わり方、岩石の壊れ方について洞察を深める。
- D3(地殻物理学)
地震のゆれの伝わり方、活構造の特定等について演習する。
- D4(海洋物理学)
データセットの補間や浅水方程式系(2次元)からロスビー波、重力波等を求める等の演習を行う。
- D5(大気力学)
さまざまな数値モデル、スキームについてその安定性、特性を調べる。実験も行う。
- D6(地球電磁気)
太陽風や地球内部電磁気等の現象に対して、実験、解析等を通じて知識を深めていく。
- D7(物理気候学)
お天気の現象に対して各人の興味の持ったことについて調べる。浅水方程式系の振る舞いを見る。