京大附属飛騨天文台(2001.11.17〜11.18)

17日の続きの18日。
17日の晩に、「6時半くらいから観測の準備を始める」と言うから、6時に起きてみたらまだ誰も起きてなかった。
太陽も昇ってきてはいなかったが、空が薄明ですがすがしかったので、外に出て施設の写真を撮ってみた。
ちょっと寒かったけどそんなことは気にしない。
後でわかったことだが、氷点下であったらしい(推定)。


   露出時間1秒。

このドームは口径 60cm の望遠鏡のものである。


  

中央のヒトはオレ。その左側に見えるのはドームレス太陽望遠鏡。
右には2つあるが、後方が 65cm 屈折望遠鏡、その手前が 6つのモニタに映る波長ごとの太陽を撮影するもの。
オレの足元の芝か何かわからんけど、歩くと「ザクザク」と音がした。
霜が降りていたらしい。


     

それぞれ拡大。


  

これは建物内の壁にはってあった、「太陽の前をたまたま飛行機が通過したときの写真」の写真。


  1秒露出。

太陽観測は午前7時くらいから開始されました。
これは太陽光を回折格子(かなり大きい)に通してスペクトル分解し、吸収線を観測したもの。
可視領域を 6つに分けてある。
この写真では長波長(青)の部分を写してある。
200万画素の画像を 7万画素に落として掲載しているので、スペクトル吸収線がかなり見にくくなってるけど、
黒っぽい何かそれらしいものは見えるな。


  

これはドームレス太陽望遠鏡で得た画像。
リアルタイムで変化の様子が見られる。
真ん中の黒い線はスリットで、スペクトルを調べるときに使う。


     

2つの角度から同じものを撮っています。
この写真ではちょっと見にくいけど、6波長観測のうち、ここでは 4つの波長を見ることができる。
まあ 6波長と言っても、実際は左上のやつのようにただ太陽内部を隠してプロミネンスを見るものも含んでいて、
オレが勝手にそう言ってるだけかもしれませんがその辺はご了承。
その左の画面もまたこれでは見にくいけど、これはドームレス太陽望遠鏡を監視しているモニタ。
外の天気もこれでわかる。


  露出時間3.2秒。

いろいろなモニタを見ている様子。(オレ)
あと、この部屋には 9台のパソコンが置いてあったが、そのうちの 5台は DELL 製でした。


  

前日に撮った何も映ってないモニタはこのようになる。


  

前日は雨やったが、この日はいい天気でよかった。


     

ちょっと明るすぎて見にくいか。
画像補正すればいいんやろうけど、まあこのままでいいや。


     

天文台から高山駅に向かう途中の紅葉。


まあ、こんなもんでしょうか。


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